期待が膨らむ3番目の問い合わせメール📧
茶白とSさんのご縁を無事結べたことで新たなご縁への期待が膨らむ。
これから続々と里親希望者から問い合わせがきて、思っていたよりも早くにみんなが保護ハウスを卒業していく・・・
そんな妄想が脳内を駆けめぐる。
脳内お花畑🌷になるのも無理はない。
実は、茶白とSさん家に訪問する日に3件目の問い合わせメールが届いたのだ。
出発する直前に届いたため詳しいやり取りをする時間がなく、
「後ほどこちらから連絡する」と返信し、夕方まで待ってもらった😅
📧問い合わせ3号のNさん(個人情報保護のため名前をイニシャル表記にしている)
保護ハウスのある職場に戻り、子猫たちが元気にしているのを確認してからすぐに問い合わせメールを開いた。
Rさん・Sさんと同じように飼育環境や飼育歴を確認する。
直近で愛猫を亡くされたらしい。
その後、1歳くらいの女子にゃんこ🐈を保護し、現在は旦那さんとにゃんこの3人家族だそう。
完全室内飼育を実施しており、飼育経験・環境ともに問題ない。
「子猫たちの詳しい話を聞いたり、性格を見たりしたいので面会させてほしい」と書かれていた。
そしてNさんもSさんと同じように 「どの子もかわいくて、ご縁があれば1匹迎えたい」と書かれていて・・・
はい👏😆
またしても心が掴まれました 👍
ぜひともこのご縁を結びたい!
はやる気持ちを抑えながら、面会が可能であることと希望する日時を教えて欲しいと返信した。
双方の都合の良い日・時間を照らし合わせ、2日後に面会することになった。
人見知り発現😱しかも結構強めかも⁉
面会日。
天気はあいにくの雨模様で少し肌寒かった。
保護ハウスのある私の職場にNさんご夫婦が到着。
お二人とも若く、笑顔がとても素敵だった。
緊張のご対面。
・・・‼
えぇぇぇーっ⁉ 人見知りぃ~???
鳴いたり攻撃したりはしないが、身を隠そうとケージ内を壁沿いにつたい歩く。
それはもう、「これでもか!」というほど身を縮こませる。
動いたかと思えばすぐに3匹が互いを盾にするように必死に背中に回り込む。
「そのうちひとつのかたまり☁になるの?」というくらいに必死に隠れようとしていた😱
これにはNさんご夫婦も苦笑い😖
それでもNさんご夫婦は「 ごめんね、怖いよね 💦」と優しく声をかけてくれた。
多少、人見知りはするだろうと予想はしていたが、職場スタッフや業者さんなど不特定多数の人を見ているし、スタッフは声をかけたり、合図したりしているのでそこまで強く人見知りすることはないだろうと思っていた。
子猫たちの強めの人見知り発現に、味わったことのない妙な緊張が私の全身を走った。
子猫たちに怖い思いをさせている罪悪感と、楽しみに足を運んでくれたNさんご夫婦への申し訳ない気持ちが複雑に絡まり、気の利いた言葉が出てこない。
何とか言葉を絞りだして、子猫たちを保護した状況や健康状態などを説明することができた。
一応、各々の性格も話したが、この状態ではあまり参考にならない。
子猫たちの人見知りがここまで強いことは私自身も今初めて知ったと正直に話した。
Nさんご夫婦は怖がる子猫たちに無理強いすることなく、少しづつコミュニケーションをとってくれた。
おもちゃを使いつつ、優しく声をかけ続けてくれたNさんご夫婦に子猫2匹が少しずつ反応してくれるようになり、Nさんご夫婦が笑顔になる瞬間も次第に増えていった。
Nさんご主人:「ちびはちちゃんとしし柄ちゃんはおもちゃに反応するようになったね」
Nさん奥様:「○○ちゃん(先住猫)と仲良くなれるかな」
Nさん奥様:「お兄ちゃんもかわいいね、触りたいんだけど・・・ 無理かな💦」
ちびはちとしし柄はまだ生後3か月齢で社会化期途中でもあることから、多少は順応性があるのかもしれない。
だが2匹よりも少し年上の兄はちの人見知りはなかなか解けることはなく、面会終了までひたすらケージの隅に小さくなって身を強張らせていた。
面会の手応えは・・・
正直言って、ない😫
私が想像していたのは、かわいい子猫たちと触れ合いながら、終始和やかに面会時間を過ごす風景。
そして楽しい時間がご縁を結ぶかもしれないと期待していた。
だが現実は、人見知りでおびえる子猫たちに苦笑いしながら面会する風景だった。
すべては人見知りについて全く考えていなかった私の落ち度だ。
Nさんご夫婦の人柄に救われてなんとか面会は成立はしたけれど・・・
面会前に抱いていた私の期待感は面会が終わる頃には欠片も残っていなかった。
Nさんご夫婦は「相談して後日連絡します」と残し、緊張と苦笑いの面会は終わった。



ご縁を引寄せたのは・・・
面会から数日後、Nさんからメールが届いた。
メールアイコンをクリックする瞬間によぎる複雑な思い。
決まるといいなぁ
無理かなぁ・・・😥
でも、先住猫との相性を気にしていたし、もしかしたら良い返事が・・・
決まったらめっちゃ嬉しいけど、決まらなくてもそれはそれで仕方ないよな😓
早く読みたい気持ちとそうではない気持ちでドキドキ感が増す。
大きく深呼吸をして、メールを開く。
『辞退します』のメールだった。
あ、やっぱりか😓
何となく予感はしていた。
でも理由が違った。
Nさんご夫婦に新たなご縁があったようで、自宅近くで子猫を保護したとのこと。
さすがに3匹は飼育環境的に厳しいので辞退したいということだった。
私たちにとってNさんご夫婦はぜひ結びたかったご縁だったけれど、私たち以上にNさんご夫婦を求めている子猫がいて、ご縁の糸はその子猫と結ばれた。
Nさんご夫婦の元ならその子猫はきっと幸せになる😌
残念ではあるが、その子猫にも幸せになってほしいという気持ちのほうが上回った😊
私が保護した子猫たちが巡り会うご縁はどうやらまだ先のようだ。
『辞退』という残念な結果にはなったが、わりと心は穏やかだった。
「こちらも『ご縁』に巡り会えるよう、引き続き募集の投稿を続けていきます」
そう伝えて、Nさんご夫婦とのやり取りを終了した。
子猫たちの保護から1カ月が経過する、12月中旬の肌寒い一日の出来事だった。

🥰体験記を始めから読みたい方はこちら:「 プロローグ 」https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu/
🥰続きを読みたい方はこちら: ⑩「 子猫たちを感染症から守るボロボロの手 編 」https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu-10/
コメント