子猫の里親募集体験記④: 気に入ってくれるかな?ドキドキの保護ハウス入居 編

子猫の里親募集体験記

保護ハウスへようこそ🤗!

職場までは車で30分ほどかかる。
キャリーケースに入れるまではスムーズだったけど、さすがに車の中では何かしらのアクションは起こすだろうと予想していた。

鳴き叫ぶかもしれない。
怖くておしっこしちゃうかもしれない。
ビックリしてキャリーケースの中で暴れるかもしれない・・・。


だが職場までの移動中も4匹は鳴かずにじっと身を寄せ合っていた。

職場に着き、キャリーケースをハウスの中に入れてケースの扉をあけた。
4匹はすぐに飛び出すことはせず、1匹ずつそろりそろりと出てきてハウス内を探検し始めた。

トイレのにおいを嗅ぐコ。
壁にそってハウス内を一周するコ。
キャリーケースから出てきたけれどそのまま静止したままのコ。


各々、違う動きをしていたが10分もすると背伸びをしたり、兄弟でじゃれあったりして遊びはじめた。
わけもわからず見知らぬ場所に連れてこられたわりには随分と余裕のある様子に私はまたしても拍子抜けした。
初めての場所に怖くてビクビクしたり、パニックになってハウス内をあたりかまわず逃げ回るのではないかと心配していたがどうやら取り越し苦労だったようだ。

ハウスへの入居をスムーズに済ませた子猫たちを見てひとまず安心はしたが、それでも私の中で不安を完全に取り除くことは出来なかった。
確保からハウス入居まですごくスムーズで、ある意味『簡単』すぎることが逆に不安感をあおる。

こんなにうまく事が運ぶものなのだろうか
野良猫の保護ってこんな感じだったかな


万事順調であるにもかかわらずどうしても不安な気持ちを拭えない。
そんな中、一つだけ確実なことがあった。

もう後には引き返せない。

子猫たちを保護したからには責任を持って里親さんを探さなくてはならない。
不安になってる暇はない。
里親さんが見つかるまでは私が子猫たちの飼い主代理なのだと肝に銘じた。

発泡スチロールボックスの寝床が入居時に間に合わなかったため、完成するまでの数時間はダンボールでお昼寝中の兄猫。
普通、入居初日から昼寝するかね(笑)

ほとんど手のかからない優等生にゃんこの子猫たち😆

無事に子猫たちを保護できたのは良かったが心配事もあった。
生きていく上で欠かせない行為である『食事』と『排泄』だ。

心配事① ごはんを食べるかどうか
子猫たちは保護初日から元気にモリモリとごはん(キャットフード)を食べた。
新しい環境に警戒するよりも先に空腹が勝るらしいw
食器が変わっただけでごはんを食べなくなる家猫もいるというのに、野良出身のこのコたちは初めて見る『食器』に動じることなく、時折ニャッニャッとしゃべりながら爆食いしていた。
ごはんタイムを眺める私のことも全く気にならない様子だった。
野良生活では常に兄弟で食べ物を取りあっていたのだろう。
我先にと自分の食器に入っているごはんを食べ、食べ終わると隣の器に顔を突っ込む。
ごはんを食べる姿にホッと胸をなでおろす。
『ごはんを食べない』という心配事は初日で消えた😌

心配事② 排尿するかどうか
トイレの心配は野良猫に限らず、新しい家族(ペット)を迎える飼い主なら誰でも抱える心配事だろう。
私は過去にえにしと現を保護した経験がある。( ※ えにし = 自宅猫、現 = 職場猫 )
えにしも現も初日からトイレをうまく使ってくれた。
それはとても幸運だったんだと今でも思っている。

野良出身で猫用のシステムトイレを初めからうまく使いこなすことはそうそうない。
時間がかかるのが当たり前、失敗するのも当たり前と思っていたので期待はしていなかった。
それよりも環境の変化で『排尿をしない』ことが心配だった。
排尿を促すために、職場組の猫たちの尿を含んだトイレ砂を少しだけトイレに入れて様子を見た。
尿を含んだトイレ砂のおかげなのか、4匹とも初日からきちんとトイレで用を足すことができたのには驚きである。
えにし、現に続いて今回もまた、私は幸運に恵まれたのだ。
『排尿しない』という心配事も初日で消えた😌

一応、『 警戒心 』は持っているらしい😅

初日から食事もトイレもうまくいった子猫たちだが、これまでに全く警戒する様子がなかったわけではない。
それは排泄物の処理やハウス内の掃除のときに見られた。

排泄物の処理やハウス内の掃除をするには天井面から上半身を入れなくてはならなかった。
4匹こぞってササーっとハウスの隅まで移動して縮こまる。
『サル団子』ならぬ『ネコ団子』の状態😓

自分(子猫)よりも大きな『何か』が空(天井)から迫ってくる・・・😱

子猫を人間に置き換えて考えたとしても、モンスター系ホラー映画みたいでそりゃ怖いよね(笑)

ハウスに入居したことや食事の世話をする私にわりと早めに順応する様子を見せてくれたが、
排泄物の処理やハウス内の掃除のときだけは順応するのに少し時間がかかった。
まぁ、時間がかかったと言ってもほんの数日間だったけど😉
思っていたよりも日数がかからずに慣れてくれたので私も安心してハウスの掃除をすることができた。

何よりも子猫たちに『モンスター認定』されなくて本当によかった🤣

確保からハウス入居まで、万事順調なのはおっとり系の兄猫のおかげかもしれない。
子猫たちが怖がって鳴いたり、騒いだり、攻撃したりしないのは、兄猫がそういうことをしないからなんだろなぁ。

🥰体験記を始めから読みたい方はこちら:「 プロローグ 」
https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu/

🥰続きを読みたい方はこちら:⑤「 世話に病院に投稿に、てんてこまいの一週間 編 」
https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu-5/


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