遊びに夢中で危機感ゼロの子猫たちを無事確保👍
子猫たちを保護するために自宅のある居住地域に向かった。
自宅の駐車場に車を停めて辺りを見渡すが子猫たちの姿が見当たらない。
車道に出て近所を探すがやはり子猫たちの姿がない。
自宅の軒下に隠れているのかもしれないと思い、引き返すと・・・
「いた!こんなところで遊んでたの?」
自宅と駐車場の境目に花や木の植え込みがある。
そこで土にまみれて遊んでいた。
私が近づいても気づかず、遊びに夢中の3匹。
生後2か月では野良猫の持つ危機感センサー的なものはまだないのだろうか😅?
子猫たちの周辺に母猫や兄猫の姿は見当たらなかった。
その場に母猫や兄猫がいたら、もしかしたら警戒されて無事に確保できなかったかもしれない。
兄猫も無事確保👍
兄猫の姿が見当たらないので、今回は子猫たちだけを保護しようとキャリーケースの扉を開けた。
3匹の子猫たちはまだ小さく、まとめて抱っこしても全く重さを感じない。
ひょい、ひょい、ひょいっと簡単に3匹は確保された(笑)
3匹を無事にキャリーケースに入れると兄猫が現れた。
キャリーケースに入れられている子猫たちを見ながらゆっくりと近づいてくる。
兄猫はすでに生後5か月。
野良猫でTNRもされていない未去勢のオス猫だ。
子猫たちをキャリーケースに入れているところを見られた可能性が高く、警戒して逃げ出すことが予想された。
「この状況ではさすがにこのコの確保は難しいかも💦」
同日の確保を半ば諦めていたが、特に警戒することもなく近づいてくるので抱っこしようとそっと手を伸ばす。
ん? ん? え? あらら~🤣
普通にひょいっと、しかも片手で小脇に抱えるように抱っこできちゃった。
兄猫、無事確保の瞬間である👍
子猫たちに誓った「 必ず幸せにしてくれる飼い主さんを探すから 」
キャリーに入れても暴れたり、鳴き叫ぶこともなく静かに身を寄せ合う4匹。
その姿を見ていると何だか悪いコトをしている気持ちになった。
昭和時代の、
田舎で暮らすほとんどの家猫が外出自由だったときのように、
できることなら今まで通りに自由に過ごさせてあげたい。
だが、医療も文明も進歩し生活が豊かになった今の時代は、家猫は『完全室内飼育』が推奨されている。
完全室内飼育により事故やケンカで命を落とすことが減少したことも、猫の平均寿命を延ばした一因となったことは確かだ。
野良猫から家猫になることで野良生活ならではの『自由』はなくなってしまうかもしれない。
そう思うと子猫たちを保護して里親さんを探すことに一瞬だけ決意が揺らぎそうになる。
だがすぐに持ち直した。
家猫になることで得られる幸せもたくさんあるはず。
雨風にさらされることなく、毎日おいしいご飯がもらえ、体調が優れないときは適切な医療と健康管理をしてもらえる。
家族の一員として大切にされ、やさしさとぬくもりに守られて幸せな猫の一生をおくってほしい。
「私が飼い主になってあげることはできないけれど、必ず幸せにしてくれる飼い主さん(里親さん)を探すからね」
キャリーケースの中で身を寄せ合い、じっと私を見つめている4匹にそう言葉をかけて車に乗り込み職場へと向かった。


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https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu/
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