子猫の里親募集体験記⑯: ドキドキが止まらない💓2か月ぶりに届いた「問い合わせメール」編

子猫の里親募集体験記

2か月ぶりですよ?そりゃ大声もでますって~😭

仕事の昼休憩中、久しぶりにGメールの着信音が鳴った。

!!!
あーっ!きたーっ!

私の突然の大声に職場の上司もビックリ😮
2か月ぶりの『問い合わせメール』が届いたのだ。
そりゃ大声もでますって~🤣

2サイトは登録のアカウントが違うので問い合わせメールの受信先が違う。
私はサイトJTをGメール、サイトNSをYahoo!にしていた。
ポスターからの問い合わせはメッセージプラスにしていた。
それぞれ着信音が変わるので、音を聞けばどこからの問い合わせかがすぐに分かった。
問い合わせメールが届いたのはサイトJTの利用者からだった。

ドキドキが止まらない💓4人目の『問い合わせメール』

📧問い合わせ4号のOSさん(個人情報保護のため名前をイニシャル表記にしている)

はやる気持ちを抑えながらメールを開く。
過去の3件と同じようにまずは飼育環境などの基本情報を確認した。
息子さんと2人暮らしの方で猫の飼育歴が10年以上もある。
ペット飼育可の物件に住んでおり、基本情報は何も問題はなかった。

3人目の問い合わせ者であるNさんと同様に、OSさんも直近で愛猫を病気で亡くしていた。
生後4か月くらいからずっと大切に育て守ってきた愛猫を亡くした気持ちは痛いほどわかる。
しかも最期の1年は通院生活だったようで、それも愛猫ほおづきと状況が似ていた。

しし柄の「目」にぐき付けになり、問い合わせをしてくれたそう。
「予防医療にかかった費用を教えてほしい」とのことなので、FeLV/FIV検査と4種混合ワクチン接種の料金を明記して返信した。
料金についてはTNR専門病院ではなく愛猫えにしのかかりつけで実施した旨も補足。
去勢手術はまだ睾丸が小さいため実施していないことも伝えた。
(※愛猫ほおづき=虹の橋在住)

ドキドキしながら返信を待つ。
もしかしたら費用が高くてキャンセルになるかもしれない・・・
でもそれは仕方ないかな、もう済ませちゃったし・・・
返信した直後からネガティブなことしか浮かんでこない。
自分でも呆れるほどのネガティブ思考😑

しばらくしてOSさんから返信があった。
医療費の金額については問題ない、とのこと。
その文章を目にしてまずはホッとした😮‍💨
面会を希望されたが、「人見知り面会」の傷が癒えていない私は一瞬戸惑った。
そこで「訪問面会」を提案し、猫たちのテリトリーでの面会は人見知り強度が増すことや実際にそういう面会を12月にしたことを説明した。

訪問面会
実はコレ、サイトNSの登録後にアドバイス📧をくれた方に教えてもらったことだ。
「訪問面会」とは、保護主が里親希望者の希望する猫を連れて、相手の自宅に訪問して面会をすること。
県外ではこの方法が主流らしい。
茶白のときにはこの情報は得ていなかったが、結果として茶白も「訪問面会」だった。
あ、余談はこのくらいにして😅

OSさんは提案を快く承諾してくれた。
しかも人見知りについて「猫の性格もあるし、年齢的なものもあるから大丈夫」と理解を示してくれた。
加えて、OSさんの愛猫たちも「小さい頃は人見知りがひどかった」「成長するにつれて誰の膝にも乗るくらいになった」とエピソードを添えてくれた。

ここまでのメールのやり取りで私はすでにOSさんに対して親近感を持っていた🥰
SさんやNさんのときといい、惚れっぽいのかな😅?
双方の都合の良い日を照らし合わせて、訪問面会の日程を決めた。

こんなにうまくいっていいの?

訪問面会の予定を組み、あとは当日を迎えるのみと思っていたが、実はOSさんとのやり取りはまだ終わっていなかった。

問い合わせメールをもらった翌日、再びOSさんからメールが届いた。
予想外のことに固唾を飲む。
まさか・・・キャンセル😱?
それを実際に経験しているので、そう思うのも無理はなかった。
半ば泣きそうな気持ちでメールを開いた。


・・・予想は見事に外れた。
しかも嬉しい方向に外れた😮
OSさんはしし柄を希望していたのだが、息子さんと話をしていて「コンビの片割れちゃんがひとりでお留守番はかわいそう」となったらしくちびはちも連れてきてほしいとメールをくれたのだ。
ちびはちも一緒に迎え入れてもらえるなんて夢のよう🤩
喜んで連れていくと返信した。
そして、面会当日に双方がOKだった場合はそのまま譲渡になるかどうかも尋ねられたので、2匹分の譲渡契約書を持参することを伝えた。

こんなに嬉しいことは茶白の面会以来かも⁉(彼は予想通り「譲渡」になったけど👍😊)
まだ、正式に「譲渡」と決まったわけではないが、こんな展開になるとは夢にも思っていなかったのでしばらくはテンション爆上がりだった

面会前の健康チェック、その結果に再び頭を抱える

OSさんとの2回目のやり取りの翌日、訪問面会に備えて健康チェックのためにかかりつけの動物病院を訪れた。
馴染みの獣医師に、おちびさんたちの問い合わせがあり、面会の予定ができたことを伝えるとすごく喜んでくれた。
まだ譲渡決定ではないので、ポスター掲示はもう少し続けさせて欲しいとお願いした。

健康診断書を作成してもらうために、ちびはち⇒しし柄と順番に診察してもらう。
2匹とも順調に成長しており、前に受診したときよりも体重も増えていた。
皮膚や被毛のチェック、外耳炎などの耳のチェック等の身体検査をひと通りしてもらった。
骨格や心臓の音も問題なく、ほぼすべての項目が「異常なし」のチェックが付く中、1項目だけはチェックが付けられなかった。

チェックがつけられなかったのは「生殖器」。
獣医師から「精巣がしっかりと触れないからまだ手術適応ではないし、あと1か月は様子を見たほうがいい」と言われた。
「生殖器」の欄にはその他の異常として「生後間もない為、精巣触知不可能」と表記された。
しかも・・・「Cちゃん(しし柄)はもしかしたら「片側停留精巣」かもしれない」とも言われてしまった。
私も「2匹ともタマタマが小さいな」とは思っていたが晩熟なのだろうと思っていた。
「停留精巣」の可能性なんて微塵にも思っていなかったので面食らう。
「もしかしたら1か月後には陰嚢内に降りてくるかもしれないけど・・・現段階では何とも診断できない」
そう言いながら、獣医師も悩ましい表情をしていた。

ありのままを正直に報告、OSさんからの返信は・・・

上機嫌で上がっていたテンションはしゅーんと下がった😣
しし柄を気に入って問い合わせてくれたのに、まさかの停留精巣⁉(可能性だけど)😱
でもそれを隠して面会するわけにはいかない。

やっと来た問い合わせなのに
面会日も決まったのに
こちらからキャンセルするべきなのかな・・・

動物病院から保護ハウスに戻る道中もずっとそのことを考えていた。

ピンポン球のようなボールの中にまたたびの実が入っているらしい。ボールを追いかけるよりもゴロ寝しながら遊んでいた。

保護ハウスに戻り、ひとりでお留守番をしていた兄はちのかまってちゃん要求を満たしてからパソコンに向かう。

大きく深呼吸をする。
隠したってしょうがないし、隠すことは厚意を示してくれたOSさんに失礼だ。
獣医師の診断通りの、ありのままの結果をOSさんに伝えた。
加えて、停留精巣の場合、病院によって料金は異なるとは思うがおおむね2万円から3万円の手術費用がかかることも伝える。
それでも譲渡を前提に面会を希望するかどうか、気持ちを聞かせてほしいと書いてメールを送信した。

今回ばかりはキャンセルされても仕方ないと思った。
私としても、100%健康体で、何の問題もない状態でしし柄を譲りたいと思っていたので、もし手術後に面会を希望するのであればそれでも良いと思った。
ただ、その場合は面会がいつになるかは予想もつかないのだが。
すべてを話して、あとはOSさんに委ねることにした。

しばらくしてOSさんから返信が届いた。

📧OSさんからの返信(前半・一部引用)
問題ないです。
以前にいた子が小さくて、1歳前後で取りました。
こればかりはその時考えますのでご安心ください。
健康診断、ありがとうございました。

まだ返信の前半なのだが、ここまで読んで「素敵な人、素敵なご家族とのご縁が巡ってきた」と感謝の気持ちでいっぱいになった。
OSさんの中ではすでにしし柄とちびはちは家族なのかもしれない。
OSさんはメールでこうも続けた。

📧OSさんからの返信(後半・一部引用)
書類関係と併せて、使用中の猫砂を少し多めに持ってきてください。
臭いがついた使用中の猫砂が欲しいです。

おちびさんたちがトイレができるように臭いのついた砂が欲しいらしい。
ここまで配慮できるのは、やはり猫と共生していた期間が長いからだと思う。
問い合わせメールの基本情報に「飼育歴」が必要なのは、飼育環境に配慮ができるかどうかを知るためでもあるのだろう。

茶白の家族になってくれたSさんのことを思い出した。
思い出すといってもほんの2か月前なんだけど😅
Sさんの時に感じた「面会ではなく譲渡になるかもしれない」予感がOSさんにもあった。
人見知りや停留精巣の可能性など、こちらの状況すべてに理解を示し、受け入れてくれたOSさんに感謝の気持ちがとまらない。
しし柄とちびはちが保護ハウスを卒業するかもしれない。
そう期待するのは至極当然。
寂しいよりもやはり「嬉しい」「安心」と思う気持ちが勝り、面会日が待ち遠しかった。

すべてが順調にすすみますように
すべてがうまくいきますように

切に願いながら、おちびさんたちの面会日に向けて準備を始めた。

🥰体験記を始めから読みたい方はこちら :「 プロローグ 」https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu/

🥰続きを読みたい方はこちら:
⑰「ようやく迎える出発の日。さぁ、行こう!待ち人のもとへ」編https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu-17/

コメント

タイトルとURLをコピーしました