2024年8月24日 沖縄地方 台風8号通過中🌀
2024年8月24日。
温と暖は無事、4歳になった。
はて「無事に」とは?

今からさかのぼること4年前の8月24日。
台風8号通過中の沖縄で温と暖は生まれた。
生後1か月齢で保護した2匹。
1匹はすくすくと育つがもう1匹は違った。
その1匹は保護当時から様子がおかしく、動物病院の受診を繰り返していた。
下された診断は『巨大食道症および誤嚥性肺炎』
「生後間もないこともあり、成長と共に良化していく可能性もあるが、もしかしたら1年と持たないかもしれない」
そう話す獣医師はとても切ない表情をしていた。
保護はしたが、2匹を家猫にすると考えてはいなかった。
かといって里親募集を考えていたかといえばそうでもない。
保護当時は命を守ることで精いっぱいで、その後のことなど考える余裕がなかった。
当然、名前も付けていない。
『温』『暖』と名付けたのは、保護から1か月経過した生後2か月齢のときだ。
決して『地球温暖化』からひらめいたワケではない。
『あたたかい』イメージの名前を付けたいと思っていた時に浮かんだ漢字が『温』だった。 2匹の顔を見て「どっちを『温』にしようか?」と悩んだ🤔
看病や世話に苦労した分、思い入れが深くなってしまった暖にお気に入りのその漢字を付けたかったが、私の中で漢字の印象と暖の顔がマッチしなかった💦
他にあたたかいイメージの漢字に『陽』や『光』も思い浮かびはしたがどれもピンとこなかった。
暖の顔つきに何となく濁点のイメージがあった。
五十音で濁点のつく文字を思い浮かべてたどりついたのが『暖』
季節柄、台風も多く気象解説でも度々「暖気」という文字を見たり聞いたりしていたからかもしれない。
ああだこうだと悩んだ末、温より少し遅れて、暖と名付けた。
4年も経過した今となっては、記憶が定かではないが・・・。
保護したときから、温と暖の里親を探すことは全く頭になかったと思う。
そもそも、健康上の問題を抱えている暖の譲渡先を見つけるのは困難だろう。
2023年に保護した子猫たちの里親募集活動を経験した今なら、もしかしたら里親を探そうとしていたかもしれない。
ただし、条件として「2匹とも健康上に何ひとつ問題がなければ」なのだが。
いずれにしても2020年の私には、自分で保護した子猫を譲渡することはできなかったと思う。
というか、できてないし🤣www
2匹に名前を付けた以上、私が飼い主だ。
成長とともに病気は完治するかもしれない。
あるいは完治せず、1歳まで生きられないかもしれない。
そんな不確かな未来だが、小さな命の成長を最後まで見届けると決めた。
2024年10月、温と暖は正式に家猫になった。
2021年8月24日 頑張った1年=支えられた1年
2021年8月24日。
温と暖は1歳になった。
暖は無事に1歳を迎えることができたのだ。
巨大食道症と診断を受けてからもしばらくは油断できない日々が続いた。
順調に成長する温と比べて、暖の身体はひと周り小さかった。
だが彼はとにかく食べたがった。
どんなに吐いても
どんなに呼吸が苦しくても
食べたがった。
暖の全身からみなぎる食欲は彼を次第に強くしていった。
いつのまにか暖は普通の猫と変わらない体重になり、身体も温とさほど差がなくなるくらい大きく成長した。
無事に1歳を迎えることが出来た喜びを、かかりつけの動物病院にも報告した。

暖の命を救ってくれた獣医師たちはとても喜んでくれた。
特に副院長は、まだ幼く体重もわずか500gほどしかない暖の手術で麻酔管理をしたこともあり、より感慨深かったのだろう。
「気道が細くて、一番細い気管チューブも入らなくって💦」
当時の苦労を笑顔で語る先生の顔は今でも忘れられない。
暖が無事に1歳を迎えることが出来たのはもちろん暖が一番頑張ったからだ。
でもいろんな人たちが応援し、支えてくれたおかげでもあることを忘れてはいけない。
2022年8月24日 シャムシャム詐欺な2匹
不思議なもので・・・
1歳になってからも暖はめったに吐かなくなった。
すごく、すごーくたまに吐くことはあるが、そのときは決まって『毛玉』だ。
短いなりにもしっかりとグルーミングをする暖に何度笑みがこぼれたことか🤭
温は幼い頃の面影がすっかり薄れてしまうほど長毛で・・・色濃くなった💦
見た目が一瞬、ペルシャやメインクーンを思わせるので、もしかしたら「ちょっとイイ猫なの?」と思い画像検索してみた。
そのときにはじめて『シャムシャム詐欺』という言葉を知った😅
2022年8月24日。
温と暖は2歳になった。



今や2匹とも立派な詐欺師(猫)だ🤣
幼い頃はあんなに白かったのに。
温は保護したときから鼻周りが黒かったのでシャム猫っぽくなるだろうとは思っていた。
でもまさかこんな風に変身するとは!
生後6か月齢ですでに詐欺行為🤭が見られ、2歳になる頃にはベテランの域だったw
2歳間近の温は足裏に毛がふぁっさーと生えていた。
きゅう※も毛が長めではあるが、彼女は足裏の毛がさほど長くはない。
温の場合、爪切りをするときに毛が邪魔になるほどフサフサなのだ。
日頃のお手入れとして爪切りやブラシ類はそろえてはいるがバリカンは持ってなかった。
温の足裏の毛を見て、初めてバリカンを購入した。
(※きゅう=職場組・最年長猫)
暑さ継続中の9月のある日、せっかくバリカンを購入したので『サマーカット』に挑戦してみるか?なんて考えた。
もちろん、トリミングの資格は持っていない😤
一時期、真剣にトリマーあるいはグルーマーの資格取得に動こうとはしたけれど・・・
私は自他共に認める『不器用』😑
早々に断念した。
それでも夏季の温を見ていると暑そうで、何とかしてあげなきゃと思ってしまう。
自分でできないのであればトリマーさんにお願いしようとも考えたが、いざとなるとあの毛が短くなるのがもったいない気がして実行には至らなかった。
(毛がもったいないってどーゆーコトよ🤣www)
かなりの親バカ発言だが、温の毛並みは雑種猫にしてはとてもキレイだと思う。
毛は刈ってもまた生えてくるものだ。
見映えよりも暑さ対策のほうが大事とわかってはいるけれどいざとなると行動できなかった。
そうやって毎年夏が過ぎていく。



一方、暖はというと・・・
暖も子猫時代は白かったが、成長とともに四肢と尾にトラ柄がうっすらと現れてきた。
シールポイントがトラ柄のシャム猫風な感じになるのかなと思っていたのに😮
まさか、全身にトラ柄をアピールする毛色になるなんて💦
久しぶりに動物病院を受診したときに「健康手帳の毛色の欄・・・なんて書いたらいいんだろう」って獣医師が悩んでたっけ🤭
(※のらみ=虹の橋在住・温&暖の母猫)
暖は母猫である『のらみ』※にそっくりになった。
2匹を並べて注意深く見れば細かい違いに気づくだろう。
それでも、2匹を全く知らない人が見たら同じ猫と思うかもしれない。
それくらい、暖はのらみに似ている。
もし、のらみが生きていたら楽しい写真が撮れただろうなぁ
暖の写真を撮るたびにそう思う。
(※のらみ=虹の橋在住・温&暖の母猫)


2023年8月24日 『食べる』ということ
2023年8月24日
温と暖は3歳になった。
暖が巨大食道症の症状である『吐出』をしなくなってから、動物病院を受診する機会は年に1回の混合ワクチンの接種のみになった。
ホントに病気だった?
そう思うほど、暖は体調不良になることがなかった。
どちらかというと食欲大魔神で、太らせないようにするのが大変だった😓
ドライフードだろうとウェットフードだろうと、好き嫌いせずに何でも食べるコに育った。
子猫時代に思うように食べられなかった分、食い意地がはってるんだろうと思わざるを得ないほどそりゃもう食べる、食べる😆
それでも体格は温よりもひと周り小さい。
まぁ、小さいと言っても体重は5kgもあるんだけどね。


逆に温はとても好き嫌いが激しいコに育った。
どうしてそうなってしまったのか🤔
情けないことに、飼い主なのに原因や理由に皆目見当もつかない。
ドライフードはフィッシュテイストしか好まないし。
あの無敵とも言える『ちゅーる』でさえも、口にしようとしなかった。
ウェットフード自体を好まなかったのだ。
温好みのドライフードに出会うまでに試したフードメーカーは数知れず。
1年以上、いろいろなものを試してようやく『かつお風味』にたどり着いた。
温は1日分のフードを完食するのに24時間かかる。
本来、猫はちょこちょこ食いなので、温の食べ方が猫の習性としては正しいのかもしれない。
だが、職場で世話をしているため、24時間体制で温の食事管理はできない。
人間の都合で申し訳ない気もするが、・・・こればかりは仕方ない。
夜間はそれぞれ自分の部屋(ケージ)にハウスするため、早い時間帯に夜用のフードを残したとしても置きぱなしにできる。
暖や他の猫は温の部屋には入れないので、朝までにフードが残っていなければ間違いなく食べたのは温である。
そういうふうに管理する方法しか思いつかなかった💦
なんだかんだで、一応は完食しているので今のところ結果オーライなんだけどね😓


温は季節の変わり目に体調不良になることがある。
毎年、その時期になると吐いたり、下痢したりするのだが、もれなく食欲不振もついてくる。
こういう時にウェットフードが役に立つはずなのに、温はウェットフードを好まない。
獣医師に相談した上で、強制給餌をすることになる。
それでも良化しないようであれば受診するのだが、温は車に乗ることが大嫌いだ。
キャリーケースに入れるだけなら問題ないのだが、車に乗せた瞬間から病院に到着するまで鳴きっぱなし😫
体調不良時にストレス割り増しするのは避けたいので、なるべく強制給餌で良化できるように頑張っていますよ、飼い主は😅
この時すでに、子猫のときに大病を患った暖よりも温の方が年間の通院回数が多かった。
温の体調不良のたびに思う。
「やっぱり、好き嫌いなく食べるコは体が丈夫なんだな」
暖の奇跡の成長のカギは『食べること』なんだろうね。


親愛なる温と暖へ
改めて😌
2024年8月24日
温と暖は無事に4歳になった👏👏👏
生まれてから4年間
いろんなことがあったんだよ
キミたちは覚えていなかもしれないけれど
キミたちは気づいてないかもしれないけれど

キミたちは暴風雨の中、生まれた。
キミたちはホントは5匹兄弟だった。
キミたちを生んでくれたのらみママは虹の橋でキミたちを見守ってくれているよ、きっと。
3兄弟たちは虹の橋でのらみママと幸せに過ごしているよ、きっと。


暖😌
キミはきっと覚えていない
キミは何度か虹の橋を渡りかけたね
そのときに私の指を思いっきり咬んだんだよ
まぁいいさ
一生懸命だったんだもんね😊
でもさ・・・
運転中に咬まれたからちょっと焦ったよ😓

温😌
おもちゃを独り占めすることを誰から教わったの?
他の誰もしないよ、そんなコト
独り占めするのはいいけどね
ずっと加えたままだとおもちゃはそりゃ動かないさ😅
動かないからって次のおもちゃを要求するのはどうなの?
まぁカワイイからいいか😆

あの日、キミたちを保護したことを後悔したことは一度もない。
あるとすれば、もっと早く保護すればよかった。
それだけかな😊
これから1年間、4歳のキミたちが無事に5歳のキミたちになれるように頑張るよ😤
そのかわりといっちゃあなんだけどね、
ひとつだけお願いがある。
これから1年間、病気をすることなく、ケガをすることなく、元気で健康でいてください
温😊 暖😊 🎉4歳の誕生日おめでとう🎊

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