ギャラもらえるの⁉猫服作成の専属モデルえにしの『えにコレ2021-2023』

待ちに待った⁉えにし、避妊手術を受ける

2021年7月。
満を持して(?)えにしが避妊手術を受けることになった。
転職前の職場でえにしを保護したのは2017年1月のこと。
保護時にはすでに成猫で2歳ぐらいだったと思う。
というのも、保護したのは2017年だが、それよりも前から放浪している野良猫だった。
※えにしの保護の様子を書いた記事が『ねこちゃんホンポ』で掲載されました。記事下にリンクを貼りますので本記事では保護経緯を割愛します。

家猫デビューからわずか3か月経過した2017年3月にえにしは糖尿病を発症した。
それから数回、糖尿病性ケトアシドーシスで生死をさまよい、2020年あたりからようやく状態が安定した。
状態が安定してから1年ほど経過した2021年。
かかりつけの獣医師に思い切って避妊手術実施の相談をしてみた。
「やるなら『今』かもしれないね」
そう言って獣医師も前向きに検討してくれた。
えにしは年に2回、6月と12月に定期検診を受けている。
2021年6月の定期健診の結果が良好であることを踏まえて、同年7月に避妊手術をすることになった。

洋服着用で猫あるある発動「動かない」www

避妊手術の話の途中に割り込むが、さかのぼること2020年の夏の終わりのこと。
ほおづきと色違いで専門サイトから猫用の皮膚保護服を購入した。
当時、がんと腎臓病を患っていたほおづきの冬支度(保温)のためだった。
病気のためにどんどん痩せていくほおづきとは違い、血糖のコントロールが順調になってきたえにしの健康状態は安定していた。
よって痩せることもなく、体力もあり、体重も4kgをキープしていたえにしに洋服は必要なかった。
えにし用の洋服の購入は完全に飼い主の『自己満足用』だ💦

商品到着後、すぐに試着してみる(してもらう?)
腕や脚を触られても特に嫌がる様子を見せなかったえにし。
「意外とイケるのね♪」と思っていたら・・・ あらら動かない🤣www
コレって多分、「猫あるある」だと思う。
洋服付けさせたら動かなくなった😓ってヤツ。
動物病院によっては避妊手術の後に『ストッキネット』と呼ばれるチューブタイプの包帯で創傷保護服を作ってくれる。
それを着るとほふく前進なみに低姿勢で歩くか、あるいは動かずにコテンと倒れたりする猫がいる。
洋服を着けたえにしはそこまで不動ではなかったが、一か所から別の場所への移動をしなかった。
ちなみにほおづきは平気で動き回っていた😊
・・・が、残念ながら写真撮影をしていなかった😱

どうやら「後ろ足」がポイントらしい

話を戻そう(「時を戻そう」みたい🤭)
避妊手術の予約を入れたのはいいが、手術後の傷の保護をどうしようか悩んだ。
獣医師から手術の縫合方法として「埋没縫合」の提案もあったが、万が一を考えて通常の縫合で実施してもらうことにした。
通常の縫合では傷や縫合糸の保護が必要になる。

エリザベスカラーにするか?
それとも洋服に再チャレンジするか?

私が選択したのは洋服だった👕
えにしのお道具箱からあの赤い猫服を引っ張り出して着せた。
頭を通して右手、左手と順に通し、次いでお腹付近まで洋服を降ろしていく。
片足を入れようとする私の手が一瞬布から離れた。
まだ足を通してないズボン部分がお腹周りにたまってヒラヒラしているのにもかかわらず、トイレに入り用を足し始める。

あ・・・タイミング悪かった💦?
トイレタイムだったのね😓
待てよ🤔
なるほど💡

後ろ足(正確には大腿部)まで隠さなければ動くことに気づいた。
そこで足を隠さない猫服をインターネットで探していると、ベビーロンパースで猫服を手作りしている飼い主さんのブログを発見した。
その方のブログを参考に、私なりにアレンジしてえにし用の術後服を作ることにした。
これがえにしコレクション、略して『えにコレ』の始まりです🥰

背中のリボンは余計かもしれないけど💦どうせ着るなら可愛く着せたいじゃないですか😅

手術予定日の一週間前から術後服の作成に取りかかった。
参考にしたブログのままの作り方にチャレンジしたがえにしの体型には合わなかった。
いや・・・単に私が不器用でサイズを合わせきれなかっただけかもしれない💦

ああでもない😫
こうでもない🤨

試行錯誤しながらもようやく完成した術後服第1号💖
赤い服を着けたときとは違い、この服では普通に過ごしていた。
もちろん、トイレもいつも通り、特に問題なかった。
当然、ご飯も普通に食べた👍

インスリン注射を打ちやすい服でなきゃ!

ベビーロンパースで猫の洋服を手作りしているブログを見つけていなければ、おそらく手作りはしていなかっただろう。
ポイントは『ロンパース』だった。
ロンパースを見たときに脳裏に浮かんだのは『インスリン注射』💉

糖尿病のえにしは1日2回、インスリンを注射しなくてはならない。
注射のたびに洋服を脱がせるのは更なるストレスをかけてしまう。
注射する箇所だけ開けるようにしようかとも思ったが、同じ場所に注射をしないのもインスリン注射のポイント。
赤ちゃん用のロンパースがイイと思ったのはそれが理由。
赤ちゃんのおむつ交換のように股部分が開けば布をめくって注射ができる。
ただ、しっぽのある猫の場合(犬もね)人間の赤ちゃんのように股部分での開閉は不便なので、バイヤステープを足して背面でスナップを留めるようにした。
ミシンなし手縫いのみの作品にしては上出来なのではないだろうか、と自画自賛🤣www

抜糸までに1週間から10日ほどかかるときいていたので、同じ作成手順で数枚作った。
2、3着あればローテーションできるので、洗濯中で乾いていなくても安心だし。
赤ちゃん用のロンパースは3枚組や多いものでは4枚組で販売している。
追加で買いに行く手間が省けて、ホントありがたかった😌
でもまさか、赤ちゃん用のロンパースが「猫の服として」使われてるなんて、世のママさんたちは思いもしないでしょうね😓

洋服生活終了😆

避妊手術から10日後、無事に抜糸を済ませてから2日後にえにしの洋服生活は幕を閉じた。
抜糸後の2日は「念のため」の2日だった。

避妊手術を済ませてからのえにしは、飼い主に市販の被り物やヘアゴムで遊ばれることはあったが、がっつり洋服を着て生活する機会はなかった。
健康状態が安定しているので保温の必要もなく、脱毛するような病気を患うこともなかったのだ。

えにし、再び『洋服生活』⁉

次にえにしが洋服を着ることになったのは2023年のこと。
正確には『えにし』ではなく、職場組のきゅうに洋服を着せることになったのだ。

2023年の春、職場組のきゅうの脇腹に100円玉くらいの脱毛があった。
はじめは「ハゲてるな~」くらいのもので、湿疹が出ていたり、露出した肌が赤く膿んだりしていることもなかった。
しばらく様子を見ようと思っていると、あっという間にハゲが2個、3個と増えていき、掻く姿を頻繁に見るようになった。
かかりつけの獣医師の診断は『真菌症』
抗真菌薬の服用と併せて、掻いたり毛をむしったりしないようにエリザベスカラーの着用を指示されたが・・・
当然、きゅうはコレを嫌がった。
そこで急遽、洋服を着せて舐め壊しを防ぐことになった。

えにしの赤い服をきゅうに譲り、着せると意外にもすんなり着こなした。
たが1着だけでは洗濯・乾燥を繰り返して毎日着用するには無理がある。
そこでえにしの洋服を手作りしたように、きゅうの洋服も作ることにした。
きゅう用の洋服なのできゅう自身を採寸するのがベストなのだが、元々少し気性が荒い性格が、病気によって若干パワーアップしていた。
自宅組・職場組併せても最年長のきゅうに、『かゆみ』以外のストレスをなるべく与えないようにしたかった。
そこで『えにし登場』となる😆w
えにしをモデルに採寸し、完成直前まで仕上げてから、きゅうに着せて最終仕上げをする手順にした。

今回は簡単に作れるかも😀?

きゅうの真菌症の症状は背中や脇腹に出ていたので、お腹部分を覆う必要がない。
そこで、100円ショップで販売されていた小型犬用の洋服に目を付けた。
脇腹の丈が短いため、ハゲの場所によっては口が届いてグルーミングできてしまう。

短いのなら足せばいいじゃない😀

ほぼ思いつきでスカート部分を作った・・・が、案外うまくいった👍
えにしの顔が丸いのできゅうよりもえにしが大きいようにみえるが、実際はきゅうのほうがえにしよりも体長が長い。
スカートの裾がえにしのお尻をすっぽりと隠すくらいの丈がきゅうにはジャストサイズだった。

一度、手順が決まればあとは同じように作るだけなので簡単だった。
だが悲しいかな😣
住まいが割と田舎ゆえ、次に最寄りの100円ショップに足を運んだ時には、もう同じタイプの小型犬用の洋服が手に入らなかった。
「こんなことなら同じものを4、5枚買っておけばよかった😣」
めちゃくちゃ凹んだ😑

結局、ロンパースを使用することになった。
お腹を覆う必要がないため、正面の股部分を折り曲げて縫い、丈を短くしてゴムを緩めに縫い込んで広がりを防いだ。
ロンパースは股のスナップを外すと小型犬用の洋服よりも丈が長くなる。
その長さがきゅうの体長に合えばスカートは着けなかった。

100円ショップで小型犬用の洋服を手に入れることができなかったのは残念だが、新たに赤ちゃん用のTシャツを見つけた😀
サイズが『95』とあったので「大きいかな~」と思いつつも2枚購入。
再びえにしにモデルになってもらった。
ロンパースと同じようにお腹側を短くカットして緩めにゴムを縫い込む。
あとはきゅうに着せて着丈を合わせれば完成だ👍

Tシャツはフロントにプリントがあるが、前後逆にして使用している。せっかくのかわいいプリントなので見せたいし😆

も~っ😨‼ 次からは絶対「まとめ買い」します😠!

春先に真菌症を発症したきゅうの治療は夏も継続することになった。
抗真菌薬を服用しているが完治するまでにはまだまだ時間がかかりそうだった。
そうこうしているうちに真菌症による脱毛は後肢にまで及んだ。
布で軽く覆うくらいでは舐め壊しを防ぐことが難しくなってきたため、スカートからズボンタイプへのアレンジが必要になってきた。

再びえにしに協力してもらった。
もちろん、ダダではない 😊
ちゃんとギャラとしてドライフードを10粒、支払って(?)いる。
まぁ、そのドライフードは1日の給与量から10粒取り分けてるんだけどね💦
だましてごめんね😓
糖尿ちゃんなんだから、ご飯の量は変えられないでしょ😅

ここまでに数着の洋服を作成したが、毎日着用・毎日洗濯を繰り返していると次第に布が傷んでほころんでくる。
当然の結果だ。
そこで再び100円ショップに足を運ぶ。

はーい😑
同じTシャツがありませーん😑

沖縄でも、もう少し都会に行けば在庫があるのだとは思うが時間は有限だ。
数百円のTシャツを求めて遠くまで足を運ぶ時間を考えると、生活圏内でロンパースを購入して作成に時間を費やす方が有益ではないかと考えた。
さらに「大人用のTシャツでも作れるのでは?」とも考えた。
ロンパースを型に大人用のTシャツを裁断して縫えば作れないこともない。
そこで仕上がったのがコレ。

股部分に緩めにゴムを入れる前の写真。
きゅうに着せてからゴムの長さや伸縮の度合いを確認してから縫い込んで『完成』となる。
ズボンのすそはあえてゴムは入れないでおいた。
ゴムを入れると膝の屈曲で引っかかって不快になるらしい。
(えにしが歩かなかったため、そう判断した)

小型犬用の洋服、ロンパース、赤ちゃん用のTシャツ、大人用のTシャツなど、
どれを使ってきゅう用の洋服を作るかの型をパターン化することができた。
きゅうに限らず、今後他のコに洋服を着せる必要が出た場合に採寸せずに専用の洋服を作ることができる。
えにしがモデルになってくれたおかげだね😘。
でも犬も猫も立派な毛皮を着てるから、洋服が必要にならないことが一番イイんだけどね💦

きゅうの真菌症が完治するまでに、10枚以上の洋服を作成しているが・・・
写真撮影をしていないという、なんとも間抜けな私😱
かといって、着る必要もないのに記事作成のためだけにきゅうに着させるのも違うかなって。
しかも記事のタイトルは『えにコレ』だし💦
また洋服を作る機会があれば、そのときはしっかり撮影しようと心に決めました😌


😘『 ねこちゃんホンポ 』に掲載されたえにしの記事についてはこちらからどうぞ
「夏の日に職場の駐車場で出会った猫は、保護から2か月で超高額猫に!」https://nekochan.jp/column/article/14524

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命を3度も救ってくれた獣医師からの贈り物:『先生、ありがとう』
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