ついに来た!初めての『 問い合わせメール 』しかし・・・
里親募集サイトに投稿してから1週間が経過する頃。
子猫たちが私に慣れてきたように、私も子猫たちの世話にだいぶ慣れてきた。
そんなある日、Gメールの着信音が鳴った。
スマホを手に取り、メールを確認する。
うわぁぁぁぁ~!きたーっ!
ついに初の『問い合わせメール』が届いたのだ。
メールを開くと、本題(問い合わせ内容)の前に里親希望者(メール送信者)の簡単なプロフィールとペット飼育環境や飼育歴など基本情報が明記されていた。
里親募集者側にテンプレートのようなものがあったように、里親希望者側にもサイトが用意したテンプレートのようなものがあるのだろう。
里親希望者とやり取りをする上で、これらのポイントは必ずチェックしてほしいという
サイト側からの注意喚起もかねているのかもしれない。
私のように初めて保護活動をする初心者🔰にはとても有難いテンプレートだ。
テンプレートにある情報に目を通し、追加で聞きたいことや確認したいことをメールでやり取りしていく。
📧問い合わせ1号のRさん(個人情報保護のため名前をイニシャル表記にしている)
しし柄(投稿ではキジ柄)を気に入ってくれたらしく、面会をしたくて問い合わせメールをくれたそう。
飼育環境や飼育歴などは全く問題がなく、メールのやり取りを数回したがとても感じの良い方だった。
子猫たちのいる保護ハウスまで足を運んでくれるというのでとても有難かった。
双方の都合の良い日を照らし合わせて面会日を決定。
「では後ほど」という感じでメールを終えた。
・・・が、しばらくしてキャンセルの連絡が届いた。
急用ができてしまったらしく、面会をキャンセルしたいとのこと。
「他の方に譲っていただいても大丈夫です」
その言葉を目にしたときに『後日改めて』はないのだと私は肩を落とした。
出会いはご縁。
それは十分に分かっている。
今回はご縁がなかった、それだけだ。
しかしそう思おうとすればするほど気持ちが沈んでいった。
私、メールで何かまずいこと言ったかな・・・
何がいけなかったんだろう・・・
私、しし柄のご縁を潰してしまったのかも・・・
その日からしばらくはマイページで閲覧数やお気に入り登録を確認する気力がわかなかった。
チャンスを逃してしまったことにひたすら落ち込むばかり。
しし柄に「ごめんね」とささやく。
そんなことは気にしないと言わんばかりに、しし柄はいつものように元気に私の腕をよじ登ってきた。
その姿がテンションだだ下がり⤵の私を笑顔にしてくれた。
このコたちの頼みの綱は私しかいない!
一度のキャンセルで凹んでる暇はないはずだ!
『笑う門には福きたる』っていうから、笑顔でいたらまたすぐにでも次の問い合わせが来るはず!

喜んだり落ち込んだりと情緒不安定な私。
自分でも激ヤバじゃね?って思う😱
何かあるとすぐに頭の中で理性的な自分と感情的な自分がディスカッションを始めるが、
ポジティブ思考とネガティブ思考もたまにディスカッションする。
このときのディスカッションで勝ったのはポジティブ思考な自分。
早々にポジティブ思考への切り替えに成功した👍
( というか・・・自分で言うのもなんだが、私、二面性ありすぎじゃない😥? )
済んだことをいつまでも引きずっていてもしょうがない
きっと次はうまくいく
しばらくして、再びメールの着信音が鳴った。
しし柄の面会のキャンセルから2日後のことだった。

着信音にドキドキ💦2人目の『 問い合わせメール 』
来た来た来たーっ!
やっぱり笑顔でいればイイコトが起こるんだ♪
2件目の問い合わせメールに心が弾む。
「きっとうまくいく」
そうつぶやきながらメールを開いた。
📧問い合わせ2号のSさん(個人情報保護のため名前をイニシャル表記にしている)
問い合わせメールを開き、飼育環境などの基礎情報を確認する。
11月に県の譲渡会で3カ月の女の子(猫)を迎え、その際に県職員による室内の生活環境調査(飼育環境の調査だと思う)に合格しているとのこと。
迎え入れた子猫が多頭飼育向きで、一緒に成長できる月齢が同じくらい子猫を『きょうだい』として迎え入れることを検討している、と書かれていた。
県職員による調査で合格をもらっていることから飼育環境や管理については申し分ない。
そこで、4匹のうちで気になっているのはどのコなのかを聞いてみた。
Sさん:「みんなすごく可愛いのですが、茶白ちゃんが一番気になりました」
『みんなすごく可愛い』という言葉に心をつかまれた。
特定の1匹を可愛いと言われてもそれはそれで嬉しいし、それを聞きたくてそう質問しているのだから『○○が気になります』という答えが当然だ。
だが、『みんな』と言われたことで、特定の猫だけではなく4匹すべてを気にかけてくれたんだと私は受け取り、とても嬉しかった。
対面コミュニケーションとは違い、メールの文章のみで相手の心の内を知ることは難しい。
昨今のSNSへの誹謗中傷が問題になるように、言葉は相手を傷つける武器にもなる。
だからこそ、言葉のチョイスは慎重にしないといけないと日ごろから私は思っているし、気を付けるようにしている。
そして言葉は相手への贈り物にもなることも忘れずにいたい。
あっ・・・😣体験記の内容がちょっとそれてしまった💦
Sさんとやり取りを続けていくうちに、面会希望というよりも譲渡希望ではないかと感じた。 というのも、Sさんの方から『そちらまでお迎えに』とあったからだ。
そこで、ダイレクトに『里親の第一候補』として話を進めても良いかとたずねると
「我が家はいつでもウエルカム体制なのでぜひご検討を」と、嬉しい答えを返してくれた。
『面会』というワードに少し敏感になっていた私は、こちらから茶白と一緒にSさんの自宅に訪問することを提案した。
すると快く了承してくれたので、予定を照らし合わせて訪問日を決めた。
ほんの数回のメールのやり取りで決めるのは時期尚早と批判を受けるかもしれないが、 私の中ではおそらく譲渡になるだろうと考えていた。
そう考えてしまうほどSさんは好印象だったのだ。
やり取りの締めに届いたSさんのメールがさらに私の心をつかむ。
それはもう鷲掴みといっても過言ではない🤣
Sさん:「猫ちゃんの譲渡も結構大変ですよね。まだまだ大変だと思いますが、他の子たちも可愛いのですぐに決まると思います。 茶白ちゃんに会えるのすごく楽しみにしてますね。」
このメールに好印象を抱かない人はまずいないでしょ😊?

重大な忘れもの発覚!『 譲渡契約書 』
訪問日が決まり、ほっと一安心した。
そこで重大なことに気づく。
あっ!譲渡契約書!!
日々の世話や閲覧数ばかり気にしていて、一番肝心な『譲渡契約書』を準備していない。
里親募集サイトに譲渡契約書のサンプル(?)があることは知人から聞いていたので、早速ダウンロードして記載内容に目を通した。
う~ん・・・
なんか、ものすごく堅苦しくて難しい文章だなぁ・・・
契約書なのでそれが正解なのだが、なんだか賃貸契約書のように見えてしまって、しっくりこない。
再び知人に相談。
サイトの譲渡契約書を必ず使用するようにと指示があるわけではないので、知人は必須項目のみを引用してオリジナルで作成したらしい。
知人が作成した譲渡契約書を参考資料として添付ファイルで送ってくれた。
その譲渡契約書はとても分かりやすく、できることなら丸パクリしたいところだったが😅
さすがにそれは非常識だと思い、ポイントと思う部分は引用させてもらい、なるべくオリジナルに近い譲渡契約書を作成した。
手土産として茶白がいつも食べているドライフードを購入して出発に備える。
Sさんとのやり取りから3日後、茶白と一緒にSさん家に訪問する日を迎えた。

🥰体験記を始めから読みたい方はこちら:「 プロローグ 」https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu/
🥰続きを読みたい方はこちら:⑧「 記念すべき保護ハウス卒業生第1号 編 」https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu-8/
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