2023年9月、居住地域で野良猫が また 出産した😖
私の住んでいる地域は比較的野良猫が多い。
TNR活動があまり進んではいないため年々野良猫の数が増えているのは確かだ。
そのうちの1匹が ” また “出産した。
” また・・・ “
そう。その野良猫は6月頃にも出産していた。 (以下、『 彼女 』という)
7月下旬にヨチヨチ歩きの子猫1匹を連れてあちこちを放浪している彼女を何度も見かけた。
その後も彼女の周りにはいつも数匹のオス猫が付かず離れずの距離を保ちながら存在していた。
そのようなシチュエーションならば避妊手術をしていないメス猫が妊娠するのは必然。
彼女は6月生まれの子猫の育児を終えてすぐにまた妊娠した。
現に8月下旬にはお腹は揺れるくらいに大きくなっていた。
2023年9月のある日のこと。
自宅周辺の・・・どこからだろう? 子猫の鳴き声がする。
でも声の出所がわからない。
鳴き声だけがどこからか聞こえてくる。
何匹なのか数はわからないけれど、声色が複数あるので1匹以上であることは間違いない。
母猫になった彼女と先に生まれた3カ月くらいの子猫はたびたび姿を見せるが
今回生まれた子猫の姿はなかなか見えない。
カラスに襲われたり、大人のオス猫にいじめられないように守りながら育てていたのだろう。
静かな田舎に子猫の声が響き渡る日が続いていた。
(以下、母猫になった彼女を『母猫』、3カ月くらいの子猫を『兄猫』という)
2023年10月、キャパオーバーのしがない自分
鳴き声の主である子猫たちが姿を現したのは10月頃。
しかも・・・3匹もいた 😆😆😆
ヨチヨチ歩く姿は猫好きにはそれはもう可愛くてたまらない。
その存在自体が『癒し』そのものである。
その『癒し』の子猫たちは常に危険と隣り合わせだった。
私の住む地域は自然に囲まれたのどかな田舎でカラスも多い。
子猫がカラスに襲われる話は沖縄に限らずよく耳にする。
保護できるものならすぐにでも保護したいところだが自宅ではすでに猫を3匹も飼っていて、飼育環境・食費・医療費すべてがギリギリに近い。
しかも3匹中1匹は糖尿病で血糖のコントロールを継続している。
発症時に比べて今は血糖のコントロールもわりとうまくいっていて体調も良いが、 環境変化によるストレスや感染症のリスクを考えると健康状態が未知の子猫を自宅で保護するのは無謀すぎる。
職場にも猫が4匹いるのでこれ以上の飼育頭数の増加は飼育環境や費用の管理面でも難しい。
何よりも、そのときは職場組のきゅうの肝臓病のケアもあって私自身が心身共に余裕がなかった。
10月の時点ではまだ母猫がしっかりと育児をしている様子がうかがえたので、
「今は見守ることがベストなんだ」と保護することができない自分の不甲斐なさを
「子育てを見守る」という言い訳でごまかしていた。
頭の中の2人の自分がディスカッションを始める
11月に入ると子猫たちの行動範囲はぐっと広くなった。
9月生まれなので生後2か月齢。
離乳後の社会化期真っ只中で遊び盛りでしかも好奇心旺盛。
道に転がっている石や枯れ葉でさえも彼らのおもちゃと化す。
成長するにつれて駐車中の車の下で遊んだり、母猫や兄猫の後を追って道路を横断することも多くなってきた。
この頃から私の頭の中で理性と感情、2つの対照的な自分がディスカッションを始めた。
カラスに襲われるかもしれない。
交通事故にあうかもしれない。
いつか自分がこのコたちを(車で)轢いてしまうかもしれない。
そんな不安が日に日に増していった。
何も出来ずに手をこまねいている自分が情けなくもあり、腹立たしくもあった。
そうしている間にも子猫たちはカラスや交通事故の危険にさらされている。
いっそのこと、もう保護してしまおうかな?
この後どうするかは保護した後に考えればいいんじゃない?
保護したとして、どこで世話するの?
そもそも自分が飼えないのに保護すべきなの?
えにしに何かあったらどうするの?
自宅組にしろ職場組にしろ、今以上に飼育数を増やしても今までどおりの世話を
すべての猫にしてあげられるの?
そもそも、自分が世話をしているすべての猫の一生に責任が持てるの?
じゃあこのままほっとくの?
見て見ぬふりするの?
どうするの?
どうしたいの?
情に駆られて子猫を保護しそうな自分と
キャパシティ不足を忘れさせない冷静な自分が押し問答する毎日。
だがこの後、八方ふさがりの私に一筋の光が差す。
子猫たちの里親募集を決意する
11月中旬、8月から継続していた職場組のきゅうの肝臓病が『完治』の診断を受けたことで時間にも心にも少し余裕ができた。
改めて子猫たちのことに思考を巡らせる。
何か良い方法があるんじゃないか?
何か思いつけ!私の前頭前野!
私が子猫たちにしてあげられることが何かあるはずと脳をフル回転させていると、ふと夏に知人から送られてきたメールを思い出す。
それは『知人の自宅敷地で野良猫が出産したので子猫の里親募集ができるサイトを利用して里親を探している』という内容だった。
そのときの私は今のように野良猫の産んだ子猫のことで悩む状況ではなかったため
「こちらではこれ以上猫は増やせません。ごめんなさい」という感じの返事をしたのを覚えている。
知人とやり取りしたそのときのメールに再度目を通してみると、里親募集の投稿をして1カ月も経たないくらいで保護したすべての子猫の里親が決まっていた。
コレだ!
このコたちの里親さんを探そう!
2023年11月、私の人生で初の『子猫の里親募集』活動が始まった。

野良時代も撮っておけばよかったと今になってすごく後悔している。

🥰続きを読みたい方はこちら:②「 子猫たち専用保護ハウス作り編 」
https://jihonaen.conohawing.com/zakki-satooyaboshuu-2/
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