※本記事は きゅうの備忘録:脱毛・血液検査①および②の続きです。
先にそちらをお読みになってから本記事を読んでいただくとよりスムーズに経過がわかると思います😊
今度は嘔吐ですか・・・😖
2023年5月。
脱毛はある時期を境に増えなくなっていたが、まだ生えそろってはいない。
食欲は相変わらずムラがあるのか、あるいは選り好みでわがままを言っているのか、しっかり食べる日もあれば1日量の半分程度しか食べない日もあった。
そんななか、再び動物病院を受診せざるを得ないことが起こった。
5月15日。
動物病院を受診。
5月13日あたりからフードを吐くようになったこと、『1日に1回嘔吐』が3日ほど続いていることを伝えた。
加えて、食欲にムラがあり、毎日きちんと必要な量を食べてないことが心配だとも伝えた。
嘔吐に対しては粘膜保護剤を4日間投薬して様子を見ることになった。
食事量については、数日かけて確実に食事量が減っているということではないため、まずは食べそうなものを与えて食事量を満たすようにしましょう、とのこと。
脱毛部位は苔癬化※しているらしく、念のため抗菌剤を投薬し、皮膚の改善がみられなければ消炎剤を検討することになった。
※苔癬化(たいせんか)=皮膚が厚くなって硬くなり、表面にしわや溝が深くくっきりと表れる。皮膚科用語。
コレって・・・😱
動物病院受診から1か月が過ぎた頃から脱毛していた箇所にうっすらと毛が生えはじめた。
7月中旬には短いながらも脱毛部位を覆うほどになっていた。
食欲は相変わらずムラはあるものの、好きなウェットフードなら喜んで食べていた。
そんなきゅうを見ている私も笑顔で満たされていた。
だが嬉しさも束の間、またしても悩ましいことが発生😖
頻繁に体を掻く様子が見られるようになった💦
毛が生えるときに痒いのだろうか?
いや、搔いているのは脱毛しているところではない。
背中側だ。
掻いている箇所を確認するとやけにベタついていた。
コレは・・・『かさぶた』だ😨💦
すごくイヤな予感がした。
およそ30分後、その予感は的中した。

予感的中!でも全然嬉しくない😣
またしても動物病院を受診。
真菌症と診断された。
私の予感は見事的中した😑
次元のときはこれほど酷い状態ではなかったので抗真菌作用のあるシャンプーだけで済んだが、きゅうの場合はそうはいかなかった。
抗真菌薬と消炎剤、肝臓を守るために強肝剤の内服薬が処方され、感染部位を舐めないようにエリザベスカラー着用の指示がでた。
あ~😑
また、きゅうに嫌われるのね、私😫
職場で愛犬・愛猫たちの世話をするのは上司と私の2人だが、投薬や爪切りなど嫌がることは私が担当している。
まぁ、病気が治るなら嫌われてもいいんだけど。
でもちょっと寂しいんだよね😔

投薬治療開始💊

7月21日、きゅうの真菌症治療が始まった。
投薬は確実に成功させないといけないため、フードやおやつに混ぜて与えるのではなく、手から経口投与した。
薬が口腔粘膜に触れると苦みで泡ブクブク状態になることがある。
それを避けるため、薬を包むアイテムを使用した。


問題は『エリザベスカラー』だった。
装着するともちろん、動かない。
そして食べない。
時間通りにしっかりとご飯を食べる猫であれば、食事時間にエリザベスカラーを外すという流れにもっていくこともできただろう。
だが、きゅうはフードの選り好みをする偏食猫😓
しかも時間通りに食べない。
気が向いたときに、自分が食べたいフードを少量食べたい。
それが本来の猫の習性なのだが、それに人間のライフスタイルを合わせると色々と不便なことが出てくる。
そこで使用したのが『洋服』だった。
布製なので舐めれば少なからず感染部位に刺激を与えるし、唾液も浸透する。
エリザベスカラーのように舐めることを完全回避はできないが、直接舐めるよりはいいだろう。


洋服は、はじめは上半身のみのタンクタイプを着せていた。
しかし感染はあっという間に以前から脱毛していた箇所や下半身にまで拡がってしまい、やむを得ずタンクタイプにスカートを縫い付けた。
しばらくはそれで対応できていたが、洋服に慣れてきたこともあり、スカートをめくって舐めるという技を覚えた。
そこでスカートからズボンタイプに変更。
本来ならきゅう本猫で採寸して洋服を作るべきだが、毎日投薬をしている私に懐くはずもなく・・・💦
きちんと採寸できないことは明らかだった。
無理にきゅうで採寸せず、私にとても慣れていて洋服着用経験のある自宅組の縁※で採寸して、きゅう用の洋服を作成した。


縁(えにし)の避妊手術のときに購入した術後服。サイズを間違えて購入してしまった。
左:現が生後7か月くらいの時の写真 右:大人猫のきゅうにはサイズが小さかったので布を足してアレンジ💦



空腹を満たすことよりも掻くことを選ぶ⁉
夏真っ盛りの8月上旬。
きゅうの投薬治療はまだ継続していた。
投薬開始時より多少は痒みは緩和したようだが、『掻く・舐める』は続いていた。
感染部位をなるべく清潔に保つために、かさぶたをコームできれいに取り除くことが日課になっていた。
かさぶた取りのために洋服を脱がすとすぐに舐めようとする。
痒みのせいもあるが、洋服自体も煩わしいのだろう。
『掻く・舐める』が続く限り、心を鬼にしなくてはならなかった。
洋服着用がストレスになっていることは十分承知している😔
ストレスが症状の好転を妨げる可能性があることも十分承知している😔
脱がしてあげたいけどまだダメだ😣
『掻く・舐める』が続く限り、心を鬼にしなくてはならなかった。
測定はしてないが、ぱっと見で体重減少の印象があった。
食べが悪いのか?
それともまた選り好みをしているのか?
管理表を確認するとやはり食事量が減っていた。

8月16日、経過報告のために動物病院を受診した。
感染部位の皮膚や被毛の状態に改善が見られると診断され、消炎剤の投薬は中止になった。
「ただし、とても痒がるようなら再開するように」と指示を受ける。
体重が4.26kgと4月よりも400g以上も減っていた。
1日に必要な食事量をきちんと食べていないからだろう。
獣医師の話では、かゆみが続くと痩せることもあるらしい。
つまり、『空腹よりも痒みが勝る』ってことか?
食べることよりも掻くことを優先するなんて・・・😫
一日も早く治してあげたい。
心からそう思った。
病気の連鎖
動物病院受診から2日後の8月18日。
出勤直前に、上司から「きゅうがすごく濃い色の尿をした」と連絡があった。
いつもと違う尿色に驚いたようで、排尿後のトイレ砂を処分せずに採取していてくれた。
濃い黄色の尿がしみこんでいる紙製のトイレ砂を確認した。
あぁ、またしてもイヤな予感が・・・💦
もしやと思い、きゅうの皮膚の色を確認した。
皮膚が黄色い。
すぐに動物病院へ向かった。


きゅうの肝疾患につづく(準備中)
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